先日、四国・高知県へ、父と一緒に旅してきました。
父がオーナーをやっている
<おとりよせレストラン KOUCHI-YA>では、
高知の豊かな自然に育まれた美味しい食材を生産者から直接仕入れ、
東京の方々に高知の味をお届けしています。
今回私は父と一緒に、
お米やみかん、野菜の農家さん、
鮮魚、お肉の業者さんと直接お会いして、
「作り手」の視点から、食材に対する熱い想いをお聴かせいただきました。
ものづくりというものは、ジャンルを問わず、
大変な苦労があるものだと実感いたしました。
お米の農家さんでは、モミガラのついたお米を
通常は火にかけて1日で乾燥させるところを、
特別な乾燥機を使い、3日かけて丁寧に乾燥させるのだそうです。
みかんの農家さんで教わった、美味しいみかんの見分け方。
おへその周りがボコボコしているのが、一番美味しいのだそうです(一番左のみかん)。
柑橘類は通常、サイズが小さい方が美味しいとのことで、
実際にサイズの異なるみかんを試食させていただいたところ、
確かに、小さい方が味が凝縮して、甘み、酸味が強かったです。
高知県は台風の被害が多く、みかん栽培も例外ではありません。
台風で倒されたみかんの木は、80%くらいの確立で枯れてしまうそうです。
また、冷害で実が凍ってしまうと、大打撃を受けるとのことです。
KOUCHI-YAでは、この貴重な高知のみかんを少量分けていただき、
お客様にご提供しています。
干し柿がぶらさがっているのどかな田舎の風景。
ここでお昼ごはんをいただきました。
一見、何の変哲もない和定食。
しかし一口食べてみると・・・・
その美味しさにびっくり仰天!
この定食に使われている食材は、
すべて自然農法で近所の方々が栽培している野菜を分けていただいたものなのだそうです。
原木しいたけの炒め物は、「ほっぺたが落ちる」ほどの豊かな香りととろけるような舌触り。
高知独特の野菜が入ったお味噌汁は、煮干しと昆布の上品な出汁。
ほどんと塩気がなく、お出汁と砂糖で甘く煮た里芋。
高知中央に位置する山地「れいほく」でとれるお米を2種類ブレンドした、
芳しくモチモチのごはん。
一口一口食べるごとに、ため息が出るような美味しさでした。
そして、ちょうど食べ終わるころに、オーナーの同級生という方が、
特別なお土産を持ってきてくださったのです。
それが「渋柿の完熟デザート」。
渋柿が完全に熟すまで待ってから、収穫します。
これがまた、自然の恵みとしかいいようのない、
滋味溢れるほのぼのした甘さ。
カラスなどの鳥たちも大好きで、
人間が先か、鳥が先か、競争するのだそうですよ。
皮をむくと、中から甘い柿のゼリーがジュワッと出てきます^^
これはもう、地元の人しか味わうことのできない、激レアレベルのデザートです。
この素晴らしい定食を食べられるのが、
「カフェかのん」というカフェです。
何とこの定食、一人500円!!!
そんなに安くていいんですか?!
と、思わず聴いてしまうほどの、お腹にもお財布にもやさしいお食事処でした。
カフェかのんに連れて行ってくださったのが、
父と長年、親しくおつきあいさせていただいている、
高知の大手業者「フタガミ」さんの社員の方でした。
「れいほく」の米なす。この地域は寒暖差が激しく、朝晩はかなり冷え込むため、
野菜がおいしくなるのだそうです。
横浜から移住して「スナップエンドウ」を栽培している方も。
白い花が可愛らしい💗
このところなぜか、これまでまったくなかった、「肩書き」が増えてきました。
NPO法人ヒーリング・ネットワークの理事。
そして、(有)サモア取締役。
KOUCHI-YAは、サモアの業務の一環として、
父が取り組んでいるものですが、
高知の自然や人々とはじめて触れ合い、
なるほど、高知というところは、
こんなに美味しい食べ物や、愛情溢れる人々に恵まれた土地なのだな、
と納得した次第です。
そのKOUCHI-YAで、来年、音楽のライブを開催します♫
マリンバ奏者/作曲家、松本律子さんとのユニット、
<りんぐリン>のセカンド・ライブ。
ヒーリング・フォトグラフのスライドショー作品と音楽とのクロスオーバーにも挑戦すべく、準備中です!
0コメント